こんにちは、JSPA理事浅田祐介です。
ということで今回の「嗚呼、俺のポチり道」ですが巷はブラックフライデーセール真っ只中ですが、皆さん財布の紐は緩んでいるでしょうか?
先日こちらのコラムでご紹介させていただいだToonTrackのEZbassですが、縁があってSONICWIRE様で先日ウエビナーをさせていただき、改めてよくできている音源だなぁと感じました。
そういえば前回のEZbassの紹介のタイミングで同じベース音源として紹介させていただいたTrilianですが、新しいアップデートが出たらしく、出音のタイミングの遅れなどが解消されたようで、アップデートするのが楽しみです。
アップデートといえばAbleton LiveもCubaseも11が出たり、AppleのM1チップを使った新しい自社製CPUを使ったMacが出たりとかなり音楽ソフトやコンピュータ周辺も活発になってきていますね。
またJSPA Music Producers Academy with 銀座九劇アカデミアで数々のクリエイターの皆さんのDAWのプロジェクトファイルをみる機会をいただき、新たな音源や既存の音源のユニークな使用法を見せてもらい刺激を受けたりしています。
ということで、今回もここ最近ポチってよかった音源をご紹介していこうと思います。
Eventide NewFangled Audio / Generate
NewFangled Audioは実はElevateというマスタリングバンドル(https://www.eventideaudio.com/products/third-party-plug-ins/mastering/elevate-bundle)の音質が非常によく、マスターチャンネルによく刺して最終的な音のトリートメントに使っていたのですが、そこがシンセを作ったということで非常に興味が湧き、発売したタイミングで購入。
これが非常に面白く、元々のオシレーターの音の太さもさることながら、Chaotic Generatorというモジュールで極端な変調ができるのが非常に楽しい!
この変調通常のLFOなどではなく独特のパターンで数値が変動し、この変化が予想不可能でまるでアナログシンセを弄っているような面白さがあります。
ちょっと音色変化が激しくて使いどころに悩むところがありますが、ここぞ!という時に面白い音色が作れます。
UVI / Synth Anthology3
ここ最近SynthWaveやRetroWaveなど80‘sリバイバルが音楽界では流行していますが、そこら辺が好きな人には堪らないライブラリーです。以前はHDからの音色の読み込みでサンプル系の音源は読み込みに若干のタイムラグがあり、
膨大な音色を探す場合アルゴリズム系のソフトシンセの方に軍配が上がっていましたが、昨今SSDの普及でほぼ読み込みのストレスなくサンプル系が読み込めれることで、ストレスなく音色を探すことが可能になりました。
こちらのライブラリー、一聴すると派手目で今どきな感じですがエフェクトを外してあげると元々の波形の太さ、きめ細やかさが好印象です。
僕はUVIのライブラリー管理にFalconを使っているのですが、このライブラリーをスタートポイントにした音色エディットは手早く立つ音が作れるなぁ、と感じました。
OUTPUT / ARCADE
近年EastWestを代表するサブスクリプションでの音源ライブラリーが出始めていますが、REVやSignalやEXHALEなど非常に優れた音色を提供するOUTPUT社からのサブスクリプションでの音源ライブラリーです。
しかもこのARCADEの優れた点は常に音色が更新していくこと。
すでに発売済みの音源ライブラリーをバンドル感覚で使えるようになる、というのではなく毎月新しい音色が追加されるというコンセプトは、流行の移り変わりが激しい音楽制作の場面ではトレンドをいち早く自分の楽曲制作に取り込める、という利点があるように感じます。
またREVなどを使ったことがあるユーザーには身近に感じるUIでマニュアルをほぼ読むことなしにインストールした直後から楽曲制作に移れるも強みです。
とにかく使える即戦力なフレーズ満載なので、これをそのまま使うもよし、ここからフレーズを新たに作り出すもよし、オーケストラからSEまでありとあらゆる音色が入っていて、これで毎月$10なの!?と申し訳ない気持ちになります(笑)。
こちら最初の30日間は無料で試せるのでご興味がある方はぜひインストールをお勧めします。
ということで、ここ最近ポチってよかったなぁ、と思うプラグインをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
それでは皆さまHappy Synth Life!!!
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