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執筆者の写真上杉尚史

2020_1218

さて、MIDI2.0お勉強の時間です(笑)


今回はMIDIチャンネルのお話しをしたいと思います。


ご存じの方も多いと思うのですが、MIDIにはチャンネルという概念があって、同じノートデータでもチャンネルが合っていないと受信しない・・・

というかチャンネルを分けると同じドの音を出す命令を送っても、Aのシンセサイザーで鳴らすかBのシンセサイザーで鳴らすかを切り換えることができるのです。

これによってアンサンブルができるので、1チャンネルはピアノで・・・2チャンネルはベースで、10チャンネルはドラムで・・・といった使い方をしてDTMが実現しています。


現状DAWでトラックを分けて、トラックごとにソフトシンセをアサインすれば個別に鳴るのですが、KONTAKTのようなソフトシンセで一つのKONTAKTに複数の音源を読みこんだ場合には、

このMIDIチャンネルの設定が活きてくる場合もあります。


それはさておき、MIDI1.0ではこのMIDIチャンネルが16チャンネルあったのですが、MIDI2.0ではどうなったのでしょうか???


正確な表現としてこれが正しいのか微妙なんですが、チャンネルは16のままなんです。


なーんだ、そこ進化してないの???

と言われそうですが、


MIDI2.0ではgroupという機能が備わっていまして、これが16グループあります。


なので、16チャンネル×16グループとなり、256チャンネルを扱えることになっています。


コンピューターにUSBケーブルなどで接続するMIDIインターフェースで、ポートと呼ばれるMIDIチャンネル16チャンネル分を数系統出せる機器があると思うのですが、

まさにそれと同じ様な仕組みになっています。


大人の事情なのかもしれませんが、MIDIチャンネルを表すビット(現状は4ビット)を増やしてしまうと、MIDI1.0との互換性の面で面倒なことになるので、group制を取り入れたって感じですね。


ハードウェアをコントロールする上では欠かせないMIDIチャンネルの仕様ですが、とりあえず16倍に増えたよ~


という感じで覚えておいて下さい。


本日はここまで・・・

また次回にお会いしましょう!


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